この記事は【英語文法の完了形】について
解説していきます!
早速ですが、この図をご覧ください!
- 現在形は『よくカギをなくす』
=習慣(いつも鍵なくす癖がある) - 過去形は『鍵をなくした』=昔の出来事
(今は不明というか、論点にない) - 完了形『鍵をなくした』=出来事が継続
(過去の出来事の影響を今も受けてる)
今の例からも分かる通り、
- 完了形は
『過去に起こった出来事を
今も引きずっている状態』です!
- 過去形は
『過去に起こった出来事
(今はどうでもいい)』を表します。
- 現在形は
『(過去・現在・未来)
共通して起こる出来事』
いわゆる習慣・不変の事実を
表します。
現在形についての解説は今回省きます
⇩気になる方はこちらをご覧ください⇩
どちらも、
『鍵をなくした』と訳すのに意味が異なる
完了形は日本語訳では理解しにくい!
イラストや図で理解すること!
それが完了形を身に付けるコツです!
それでは!
詳しい解説に入っていきます!
時制 完了形の図解と解説
時制を図で表すとこのようになります。
この図からも分かるように、完了形は
【一本の矢印】として理解すると
わかりやすいです。
先ほどの例題で説明すると、
このように、過去の行動が続く
【矢印のイメージ】で理解しましょう!
そしてその矢印(=完了時制)は
3パターンあります!
完了形の時制
完了形には3つの時制があります。
- 大過去から過去までの矢印を表す
【過去完了】 - 過去から現在までの矢印を表す
【現在完了】 - 現在から未来までの矢印を表す
【未来完了】
先ほど紹介した矢印を右に、左に
ずらすだけ。それだけで
いつの話かが変わります!
まとめると、
- 完了形は
【have+過去分詞】で表す - 完了形は→(矢印で理解!)
動作・状態の継続を表す! - 矢印は3パターンある!
意味は変わらず、
【いつの話か?】が変わるだけ!
現在完了/過去完了/未来完了使い分け
過去完了形
実際に問題で3つの時制を使い分けてみましょう。
ケネディは亡くなる前、3年間大統領だった。
・Mr. Kennedy < > president
for about three years
before he passed away.
①was ②would be
③had been ④has been
まずは、英文の時間軸を整理します
大統領になった➡約3年➡亡くなった
となると思います。
1番右側の時制(1番、現在に近い出来事)
がpassed away(亡くなった)で『過去形』です。
その為、現在とは繋がっていないので
現在完了にはならない、④は無し。
forが期間を表すので、①と②を削れ、
答えは③となる。
もう1題いきます。
父ちゃんはボケを言ったが、
私は前にもそれを聞いたことがあった。
・My father told a joke,
but I < > it before.
①hear ②will hear
③had heard ④has heard
まずは、英文の時間軸を整理します
父ちゃんのボケ初めて聞く➡少し経過
➡同じボケする
現在に1番近い出来事
がjoked(ボケた)で『過去形』です。
その為、現在とは繋がっておらず④は×
beforeが過去形を表す為、
①と②を削れ、答えは③となる。
いかがでしょうか?
大切なのは
『①時間の整理と
②【矢印の先端がいつなのか?】』です
別バージョンをもう1題行きましょう
未来完了形
かなりの難問となっています!
幼い妹は寝てしまってるだろう。
My little sister < >
by the time I get home.
①fell asleep ②had fallen asleep
③has fallen asleep ④will have fallen asleep
時間軸を整理しましょう。
現在➡少し経過➡妹寝る➡家に着く
1番右側の時制が(1番新しい出来事)
が家に着く(get home)で『未来形』です。
(副詞節なのでwillついていませんが
日本語から分かる通り未来形です)
⇩副詞節について詳しく知りたい場合はコチラ⇩
過去形を表す①と②を削れ、
答えは③となる。
よくある間違い
・未来の話に現在完了を使う
さきほどの
【家に着くころには寝ているだろう】
これは未来の話を表します。
【現在完了は
過去から現在をつなぐ矢印】
過去から現在の話にしか使えません。
いかがでしょうか。
時制の使い分けが理解できたと思います。
次に完了形が表す意味を説明します。
3つの過去・現在・未来完了
いわゆる【完了形】は
全て『経験』『継続』『完了・結果』
の意味を持ちます
それだけ言われても分からないので、
1つずつ、例文とともに
説明していきます!
完了形の3つの意味
意味が3つあるといっても、
無理に区別する必要はないです。
『経験』『継続』『完了・結果』
全て、矢印で理解できます。
①経験
『過去から今まで~した経験を持つ』
・I have been to Tokyo twice.
(過去から)現在までに
東京に2回行った経験がある
※過去に行った
経験を現在も持っている(have)イメージ。
経験でよく出るフレーズ!
・twice(2回)
・have been to~
(~へ行ったことある)
・~ times(~回)
・疑問文でHow many times~
(何度~?)
②継続『過去から今まで~継続してる』
・I have known his mother
since I was a child.
子供のころから(=過去から)
彼の母を知っている。
※知っている状態を
持ったまま現在まで続くイメージ
継続でよく出るフレーズ!
・since~(~から)
・for~(~の間)カコ
・It has been ~ since S+V過去
(SがVしてから~経つ)
・~ has been passed since S+V過去
(SがVしてから~経つ)
・He has been dead for ~ years.
(~年前に亡くなった)
・疑問文でHow long ~
(どのくらいの期間~?)
③完了・結果
『(過去から続けて)~したところだ』
・I have just finished my homework.
ちょうど(過去から続けて)
宿題を終えたところだ。
※過去から現在まで継続した動作を
ちょうど終えたイメージ
完了・結果でよく出るフレーズ!
・already(すでに)
・have gone to~ (行ってしまった)
このように、全て
過去から現在まで続く矢印で理解できます。
・過去から現在までの矢印で内容を理解する
・意味ごとに出やすいフレーズを覚える
完了進行形
上記までで紹介した時制を
基本完了形とすると、
完了形はもう1種類あります。
それが
・完了進行形
2つの違いは動作や状態の密度です。
完了形は矢印で表すので、
完了進行形は矢印がはっきりしている
そんなイメージです。
例えば、
完了形で『ピアノを2年弾き続けている』は
I have played the piano for two years.
こちらは2年間、ピアノを続けていることを表します。
週に何回とかは分かりません。
ですが!こちらを完了進行形で言ってしまうと!
I have been playing the piano for two years.
『私は2年ピアノを(休むことなく)ピアノを弾き続けている』
となります!
『休まずに永遠と引き続けた』という内容が
強調されることになります。
このように
完了形と完了進行形の違いは
『継続期間の密度=矢印の密度』が濃い
ことにあります!
完了形を表すキャラクター
宇宙1分かりやすい英文法一覧
いかかでいしたか?
完了形についてまとめました。
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【高校入試~難関大レベル】の英文法を
解説しています!
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